ボッテガ・ヴィネタで成功し、グッチで修業を積んだロンドン・モードの鬼才ジャイルズ・ディーコンがクリエイティブ・ディレクターに就いて2シーズンが経過した「エマニュエル・ウンガロ」。ここ数年のウンガロはデザイナーの交代劇が続いておりますが、ブランドの奇抜なイメージとジャイルズのエキセントリカルなアプローチがどんな化学反応を示すのかにシーンが注視しております。
こちらはそんな人気のフレンチ・メゾンのフレグランス・ラインから、2011年に発売されたメンズ香水です。同時発売されたレディスの「アパラシオン・エキゾチック・グリーン」とのペア香水となっております。アロマティック・スパイシーのシブい調香をベースにしていて、まさにワイルドなオレンジ・カラーをイメージさせるような、粋なアイテムに仕上げられております。
カラブリアン・ベルガモット、メキシカン・ライム、カルダモンなどが、シャープでパワフルなシトラス・スパイシーを香り立たせるトップから、
ナチュラル・ラベンダー・オイル、モロッコ産・ローズマリー、インドネシアン・ナツメグ・オイルなどが、ハードボイルドでスリリングなスパイシー・エキゾチックを浮かび上がらせるミドルへ。
ラストはオーストラリア産サンダルウッド、バーボン・バニラ、ベチバーなどが、メロウでロマンあふれるスウィートで身体を包み込み、しなやかで包容力のある、セクシーなセダクションをアピールしてくれそうです。
この系統のアロマティック・ノートの中でもオーソドックスかつウェルメイドな香調で、遊び心とアドベンチャーな精神を持った男性像を見事に演出してくれそうです。オリジナルの「アパラシオン・オム」はラインを代表する傑作香水ですが、今回の作品も非常にハイセンスでおススメです。冬以外のシーズンにマッチしそうな香りで、特にサマーシーズンにベストマッチするでしょう。プライヴェートなシーンでもオフィスでも違和感なくお使いいただけると思います。
ボトルやパッケージのデザインもマンリーでシックなできばえ。草むらをのぞきこむようなネイチャーなイラスト・プリントが、見た目にも香りをよく表しております。
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