両親の猛反対を押し切って、17歳で故郷スイスからパリに渡り、ファッション・デザイナーになる夢を追った「ロベール・ピゲ」。当時有名だったレドファンやポール・ポワレのメゾンでクチュールのスキルを学び、1933年に待望のメゾンを立ち上げると、その卓越したカッティングとさっぱりとしたエレガントなデザインで、たちまちクチュール・シーンの花形に躍り出ました。
こちらはそんな伝統あるブランドのフレグランス・ラインから、2011年に発売されたレディス香水です。アメリカのファッション・ハウス「ダグラス・ハナント」とのコラボレーション作品となっております。かなり入手が困難なアイテムですので、お求めはお早めに。香りはふわっとパッショネイトでみやびやかな、フローラル・フルーティー・ムスキーの香調がベース。白い花の香りを存分に体感できる、リッチな一品に仕上がっております。
アフリカン・オレンジ・フラワー、ガーデニア、ペア(洋ナシ)などが、ホワイティで輝かしいフローラル・フルーティーを香り立たせるトップから、
チュベローズなどが、クリーミーでグラマラスなフローラル・スウィートを重ねるミドルへ。
ラストはムスク、ジャスミン、サンダルウッドなどが、ソフトでありながらダイナミックなスウィートを香らせて、モダンでロマンチックなセンシュアリティーをアピールしてくれそうです。
調香は、「バガリ」、「カリプソ」、「フチュール」、「ウード」など、ピゲ香水の数多くの作品を手がけているオーレリアン・ギシャールです。ガーデニアやチュベローズといったホワイト・フローラルの芳醇な甘さが引き立った香りで、それほどペアは目立ちませんので、全体としてはフローラル・ムスキーに近いと思います。場合によっては、ソーピーに香ることもありそうです。秋冬シーズンであれば、デイタイムでもイブニング以降でもお使いいただけると思います。ドレッシーなウェアにベスト・マッチする香りです。ラインでトータル・デザインのボトル&ボックスも独特の存在感がありますね。
コラボレーションらしく、ロゴはしっかりとダグラス・ハナントのマークが付けられております。
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