デザイナーのカルバン・クラインが1968年に立ち上げた、ファッション・ブランド「カルバン・クライン」。
70年代の時代の潮流に乗って、着やすくてシンプルなデザインがブレイクして、90年代までにメガ・ファッション・ブランドとなりました。
2000年代も、フランシスコ・コスタがディレクションしたレディス・ラインでモードをリードしました。2021年からは同じ名前のアパレル・メーカーになっております。
こちらは、そんなカルバン・クラインのフレグランス・ラインから、1986年に発売されたメンズ香水です。
1985年に発売されて、海外でスーパーヒットしたレディス香水「オブセッション」がオリジナルで、今回はそのメンズ版となっております。シリーズ物が多く、2017年の「オブセスト・フォーメン」などと名前が似ていて混同しやすいので、おまちがいありませんように。
香りは、クラシカル&ジェントルなアロマティック・スパイシー・スウィートの香調がベース。渋いダンディズムを感じさせる一品にしあげられております。
シナモン、ラベンダー、コリアンダー、マンダリン・オレンジ、ライム、ベルガモット、グレープフルーツなどが、ビターなシトラス・スパイシーを香り立たせるトップから、
ミルラ、ナツメグ、カーネーション、ローズウッド、パインツリー、セージ、ジャスミン、レッドベリーなどが、ビター・スウィートなハーバル・ノートを湧き立たせるミドルへ。
ラストはアンバー、バニラ、サンダルウッド、ホワイト・ムスク、パチョリ、ベチバーなどが、コクのあるバニリック・ウッディー・スウィートをただよわせて、ロマンチックなセンシュアリティーをアピールしてくれそうです。
調香は、この香水が代表作のロベルト・スラットレー。プロデュースはメガ香水プロダクションの「COTY」です。
レディス版のオブセッションとよく似ていて、香りの相性がいい感じです。秋冬のシーズンにベストマッチすると思います。どちらかというと、ジャケットやスーツなどのかっちりしたスタイルに似合いそうです。
ボトルは、美しい流線形のフォルムが特徴的。なかなか上品なデザインです。
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